アメリカ唯一のフランキンセンス蒸留所

バーモント州メディア「WCAX 3」掲載(2023年1月16日)記事
https://www.wcax.com/2023/01/16/mivt-colchester-business-specializes-frankincense-myrrh/

By Elissa Borden

下記、日本語訳

フランキンセンスとミルラを専門とするコルチェスター(蒸留所がある地域名)拠点のビジネス

皆さんは、ほとんどのフランキンセンス蒸留がフランスで行われていることをご存知ですか?コルチェスターのある会社は、その例外を実現しました。Elissa Bordenが、香料蒸留所でつくられるバーモント産の製品についてお届けします。

バーモントで暮らし働くマハディ・イブラヒム氏は、北ソマリのルーツを身近に感じていたいと考えています。「難民としてモントリオールに来た後、この事業を始めました。そして、仲間を置いてきてしまったため、ビジネスを通して祖国の手助けになりたいと常に考えていました。」とイブラヒム氏は言います。

それを実現するため、イブラヒム氏はソマリアの自治区であるソマリランドの輸出品、フランキンセンスとミルラに目を付けます。「ある日お告げのような夢を見て、妻に「フランキンセンスをアメリカに輸入したらどうかな?」と言いました」とイブラヒム氏は言います。

イブラヒム氏と妻ジェイミー・ガービー氏は、お香の世界で事業を開始しましたが、すぐに別のアプローチを開始したのです。「樹脂からオイルを蒸留できると知り、マハディは小さな卓上蒸留器を使って蒸留の方法を学びました。その時の蒸留器は今もここにあります。」とガービー氏は言います。

それがボスウェルネスの始まりでした。今では小さくてニッチな精油市場で成功をおさめていますが、それは一晩でかなったわけではありません。「みんながみんなを知ってる小さな市場で、新参者をすぐに受け入れてくれるわけではありません。しっかり信頼を構築しなければならず、私たちは実を結ぶのに7年かかりました。」とガービー氏は言います。

時間がかかったとは言え、アメリカで初の事業だと彼らは言います。イブラヒム氏によると「私たちは、アメリカ全土でフランキンセンスを専門に蒸留する唯一の会社です。」

ほとんどのフランキンセンス蒸留はフランスで行われていますが、本拠地がここにあることで、コルチェスターをはじめバーモント州やさらなる場所に卸販売ができる利点があります。

「フランキンセンスは2種類、ボスウェリア・カルテリとボスウェリア・フレレアナを蒸留しています。そしてミルラはコミフォラ・ミルラと言い、全く異なる香りです。」とイブラヒム氏は説明してくれました。

ボスウェルネスによると、フランキンセンスもミルラも、口腔衛生やスキンケアに良く、ボスウェルネス社のオーガニック精油、樹脂、蒸留水はオンライン購入ができます(アメリカの場合)。

そして特筆すべきなのは、売上げの20%が採取者に還元されることです。収穫地域の村では、継続的に水アクセスを増やす取り組みを行っており、イブラヒム氏はおかげで夜よく眠れると言います。

「私たちは持続可能なビジネスモデルで、私の祖国ソマリランドに大きな変化をもたらしたいと考えています。そして、それが叶っているのです。私たちが事業を開始した後、(それまでが低すぎた)ソマリランド全体におけるフランキンセンスの原料価値が(公正な取引額に)上がったのです。」