ストーリー

オーガニック認証の精油で
未承認国家ソマリランドの持続可能な開発をサポート


ボスウェルネス創立者のマハディ・イブラヒムは、東アフリカ・ソマリア北部のソマリランド出身。国家としては未承認のソマリランドでは国際支援の恩恵を受けることがなく、教育、水アクセス、食料安全保障、医療サービスといった基本的ニーズが満たされていない状況に長年苦しんでいます。

ソマリランドのストリートフォト (C) Edna Adan Hospital
(母親と乳児の死亡率は、世界でもっとも高い数のひとつ。この写真は、各地に助産師を派遣し人命を救う活動をしている現地病院のこのページより。Edna Adan Hospitalさん、かけがえのない活動と写真をありがとうございます。)

1988年にソマリア内戦から逃れるため難民としてカナダにやってきたマハディ。アメリカ・バーモント州に腰を据えた後、エシカル(倫理的)なビジネスで故郷の人たちの生活サポートをしたいと考えます。

ソマリランドの重要資源、フランキンセンス(乳香)とミルラ(没薬)。フランキンセンスは貴重で優れた作用があるという研究結果も多く「エッセンシャルオイルの王様」と呼ばれるほど。ミルラとともに古代エジプト時代から使用されており、キリスト誕生時に東方の三博士が捧げた贈り物として新約聖書にも登場するほど長い歴史を持ちます。

樹脂があふれ出すボスウェリア・カルテリの木

エッセンシャルオイル産業では、生産者に労働対価に見合った公正な価格が支払われないことがあります。また市場に出ている製品の中には、他の植物や合成物質でつくられた成分が混合しているものもあります。

フランキンセンスとミルラが持つ素晴らしい真の価値を多くの方にお届けしたい、生産者にしっかりと還元するため労働と原材料価値に見合う対価を支払い(フェアトレード)、基本的ニーズのサポートをしたい、そして樹木の健全性を保ち持続可能な未来につなげたい。

そんなおもいを込めて、ボスウェルネスは2005年にアメリカ・バーモント州で事業を開始。売上げの20%をソマリランドに還元することをポリシーに、直接調達で樹脂の公平・公正な取引(フェアトレード)を行い、人にも地球にもやさしい原材料が持つ力を最大限に引き出した純度100%オイルを少量ずつ丁寧に蒸留しています。

Boswellness Products
ボスウェルネスの商品

また、直接調達モデルだからこそ実現したのがオーガニック認証です。収穫地域には農薬が無くオーガニックは当たり前。それでもオーガニック認証基準で生産するためには研修が必要です。識字率が低く、西洋の概念「オーガニック」に共通理解を持たない全生産者への研修実施は大変な道のりでしたが、生産者の賢明な努力の結果オーガニック認証基準を保つことが可能になりました。

ボスウェリア・カルテリの木から樹脂を採る生産者

私たちは、長老たちに一番必要なサポートは何か聞きました。皆が言ったこと、それは水、食糧、教育。そこで私たちは、太陽光発電の井戸設置による水の提供、食糧の協同組合立ち上げ、持続可能な収穫や樹木の寿命に関する研究などを実施しています。家族の飲料水確保のために水を背中に乗せ日々何キロも歩くのは女の子の仕事。学校に井戸を設置すると、彼女たちは通学できるうえに授業終了後に水を家に持って帰ることもできます。私たちの大きな夢は、ソマリランド全ての村で井戸の設置をし、水アクセスを供給すると同時に彼女たちが通学できる環境をつくることです。

サナーグ地域 Gudmo Biyo Cas町の学校に設置した井戸

現在は、アメリカのブランド、イギリスやヨーロッパを中心としたブランド、世界展開をするビジネスなどに、原料として素敵な商品にご活用頂いています。

お取引先例






その他100社以上

サステナビリティ、地域社会の開発、商品の質をミッションとし、アメリカ・バーモント州で蒸留するオーガニック認証フェアトレードのフランキンセンス&ミルラ商品。2021年、日本やアジアの皆さまにもお届けするため、長野県北アルプスの麓を事業の日本拠点としてボスウェルネスジャパンを設立しました。

この道のりを皆さまと共有できることを心より嬉しく思います。